削りの時に使うシッタという道具。中心に合わせるだけで四苦八苦ですよね。このシッタは漢字で湿台と書くのですが、そんなの初めてシッタ!なんて誰かに言われそうですね。では何故、湿台なのか、それは素焼きをしないで湿ったまま生乾きの作品と密着させて使う台だからなのです。本来は作った器に合わせてこれも手づくりするのですが、教室の場合、削る都度、作品に合わせて作るには、ロクロのレベルが高くないと、かなり難しいので、素焼きしたものを使っています。合わせるだけでも大変なのにシッタも作るとなると、ロクロが嫌になってしまうかもしれませんから。でもピッタリ大きさが合ったシッタで削ると仕事も早いし、うつわにも作る人にとってもストレスがないのです。ロクロの練習には最適なので作ってみたい方はトライしてみましょう!

この真下の花瓶のような形のがシッタです。色々な径、高さのものがあります。削るものによって変えて使います。

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