焼きもの作りを始めると、高台(こうだい)をどうするか?でアタマを使うことも出てくるかと思います。そんな高台問題を取り上げていきます。高台にも以下のような種類があります。

いわゆる普通の高台、といえばお茶碗の裏に円形の輪がくっついているものをイメージされると思いますが、実はこんなにあるのです!

高台には大きく分けて、削り出して形作る、ケズリ高台、紐状の土を付けて形作るツケ高台とあります。器の形状や使いやすさ、釉をどのように掛けるか、焼いた時の変形はどうなるか?を考えつつ、作者の意図や個性を反映させることができる部分でもあります。

そんなことを考えだすと高台って難しいな、と感じてしまうかもしれませんが、肝心なのは、焼く時の支えになる箇所ということです。高台の付く箇所、形状次第で作品の焼き上がりにも影響してきます。

削りに慣れてきたら、いつも同じ高台ではなく、こんな感じにしてみたい、という自分の感性を一番に取り組まれるのも良いと思います。裏だからまぁいいか、と思いがちですが、見える人には見える器の見所でもあるのです! 

高台の種類

◎輪高台(ワコウダイ)画像の高台です。最も一般的な高台で、機能的にも作業的にも扱いやすい形です。

◎二重高台(ニジュウコウダイ)径の広いお皿や大物作品など、焼成時に底が歪まないように二重の輪高台がついているものをいいます。ただ、洗いにくいという欠点があります

◎兜巾高台(トキンコウダイ)削ったあとの中心が頭巾のような形に似ています。底の薄い作品は必然的にこの高台にならざるを得ない時もありますが、真っ平らな削りよりも手慣れた感があり、電動ロクロでの削りなら頭巾になりやすいです。手回しロクロで削り出す時にはざっくりと思いきって。

◎竹節高台(タケフシコウダイ)竹の節のような形をしていて、節の所で指が安定するので白化粧の生掛けなどに向いている高台です。井戸茶碗などによくある高台です。

◎三日月高台(ミカヅキコウダイ)趣を感じる名前ですが、電動ロクロの削りが慣れないうちは、意図せずに三日月高台になったりします。削りの途中でシッタから少しずれたまま削ったりすると三日月になります。そんな時は、あ、これは三日月高台なんです!と言い切ってしまいましょう(笑)

◎撥高台(バチコウダイ)三味線のバチににているところからこの名前がついています。下方に向かって広がっているので安定性があり、大きな煮物鉢や手に持たずに置いたまま使う作品に向いている形です。

◎巴高台(ともえこうだい)鞆絵、すなわち弓を射る時に使う鞆の形に描いた紋様からきている意味、また水の渦巻くような形から、高台内部に巴状の渦を篦で彫ったものといわれています。実際にこの高台に出会わないのでイラストにするのが難しいです。よく見かける三つ巴(みつどもえ)と呼ばれる紋様は太鼓に描かれています。

◎釘彫り高台(くぎぼりこうだい)

◎四方高台(しほうこうだい)

◎碁笥底(ごけぞこ)

◎割高台(わりこうだい)

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