こんにちは!保谷高校のPTAのお母さん達の作品、削り終了しました。ちょうど良いので、今日は削りの時に使う湿台(シッタ)の付け方を画像で解説しようかなと、削りながらもカメラを片手に携えてやっております!我ながらこんなこともできるようになったことにビックリです。

まず、シッタは水に10分くらい浸けます。そして裏側にほんの少し、粘土を擦り付けます。この時に沢山つけるのはNGです。米粒よりも少なくです。そうするとシッタが滑りにくく合いやすくなります。沢山つけるとそれだけで合いません。

このくらいの太さの粘土に水を付けたらシッタに巻きます。水をつけるとシッタに吸い付くのでしっかりと据えられます。紐にする粘土が多いと押し付けるときにシッタがずれるので、力を微調整してください。

ロクロを回しながら、ロクロの外径とシッタの外径を片目つぶって合わせるようにします。ずれていたら親指でトントンと合わせていきます。これが一番大変ですね。

シッタが合ったら可愛い布でも見つけてきて、とりあえず気分でも盛り上げておきましょう。布は器の中の形を保護してシッタの跡が付かないようにするのと、削りの安定性を保つクッションの役目をします。

そして削る器もシッタに合わせないと削れません。合わせるだけでも最初は時間がかかりますが、たくさん練習して慣れてしまえばよいのです。手廻しロクロの代わりにケーキ用のターンテーブルにお茶碗を乗せて練習するという方法もあります。

左手と右手をバランスよく使って器の芯とシッタを合わせます。

大きめの鉢なので合わせる時は下から持ち上げるようにします。

またつづきます。

電動轆轤の削り

シッタとは?

元のページへもどる